県連エベレスト街道トレッキング20日間コース その1 ルクラ-デボチェ
県連のエベレスト街道トレッキング20日間コースに参加しました。会への報告も依頼されましたので、数回に分けて執筆します。
10月25日 7:30成田空港T2に集合。10:30ネパール航空の直行便RA434で出発。15:30カトマンズ空港着。空港で案内役のWonders Adventure CEO 中山岳史氏や現地案内人と出会い、タメル地区のFujiホテルへチェックイン。レンタル品のダッフルバッグ、厳冬期用シュラフ、ダウンジャケット、大容量バッテリーを受け取る。その後、街で現地通貨ルピーへ両替、携帯のSIMカードを購入し、手頃な日本料理店桃太郎で日本料理をいただく。
10月26日 翌朝、ホテルを5時半頃に出発し、カトマンズ空港より空路にてルクラ(2,840m)へ約30分。ルクラにて朝食後、8:50ドゥドゥ・コシ川沿いの道をモンジョ(2,830m)に向けトレッキング開始(約5時間)。道中では、仏の「身口意」の象徴のうち、「口の象徴」を回転する筒に収納したマニ車や、チベット仏教の祈りの形式として、観音菩薩の 6 音節のマントラが刻まれたマニ石を多く見かけた。またエベレスト街道では車が通れないため、物資の運搬は動物および人によるのみであり、ゾッキョと呼ばれる牛とヤクの雑種による荷役に数多く出会った。ゾッキョと出会うと人は山側に避けるのがルールで、谷川に避けると谷へ突き落させられることもあるとか。ルクラからはまずパックディンまで約600m下り11:30昼食、次にモンジョまで登り返す。16:20 Monjo guest house到着。
10月27日 7:30出発谷沿いの道をたどり、世界遺産エベレスト国立公園へ。高度差600mの急坂を登り、クンブエリア最大の交易町ナムチェバザール(3,440m)まで約4時間、12:00 Khumbu Resortへ到着。昼食後アーミーキャンプのエベレストの展望地へ30分。エベレストとローツェが望めた。標高差3300mのローツェ南壁がすばらしい。ナムチェへの下りの途中にはシェルパ文化博物館と、ここでしか売っていないエベレスト周辺のパノラマ山岳写真が入手できる写真家Lhakpa Sonam氏のSonam Photographyに立ち寄り大型ポスターを購入した。その後、ナムチェの街を散策。
10月28日 朝食後、7:30出発。8:40 Sagarmatha Next博物館 3775m 着。エベレスト登頂の3D映像をVRで見る。10:00 シャンボチェの丘に増築した日本人オーナーのロッジ「ヒマラヤ山荘」着。この辺りからヒマラヤのヤクも見られるようになる。荷物をデポして、11:00 ホテルエベレストビュー 3880m 着。エベレスト 8848m、ヌプツェ 7,861m、アマダブラム 6812mの絶景を観ながらコーヒー等を飲んだ後、シェルパ族の故郷と言われるクムジュン村 3,780m まで下り 12:15 昼食。イエティの頭皮があるというクムジュン修道院とSir Edmund Hillary Visitor Centerを訪れる。その後、ヒマラヤ山荘まで登り返し夕食。
10月29日 朝食後、11日間コースの10名はクンデピーク 4,200mに登ってから、これまでの道を帰って行くためお別れとなり、20日間コースの7名はさらに奥地へと入って行く。ドゥドゥ・コシ川の大きな谷に下り、川を渡る吊り橋近くのロッジで昼食、600mの急坂を登り返し、13:30 3870mのテンボチェ到着、ここには世界で初めてネパール側とチベット側からエベレスト登頂を果たした加藤保男さんの慰霊碑があった。3867mのテンボチェ寺院を参拝。ここには釈迦の足跡なるものがあった。テンボチェ寺院ではちょうどチベット仏教の祭典マニリンドウが行われていた。リンポチェにもお会いすることができた。その後、デボチェまで下りエベレストとアマダブラムを一望するRivendell Lodge に宿泊。 記事 & 写真 T.H