紅葉の大菩薩を歩く (大菩薩嶺:2,057m)
10月29日~30日 参加者15名(男性7名、女性8名)
<記録>
29日(土) 晴れ
A組 柏5:55=塩山9:24/9:30=裂石登山口9:57/10:09-丸川峠-
大菩薩嶺14:09-大菩薩峠14:55
B組 柏6:47=甲斐大和9:44/9:50=上日川峠10:30/10:50-福ちゃん荘11:20/11:30
-雷岩13:00/13:10-大菩薩嶺13:20-雷岩13:30/14:00-大菩薩峠14:45
30日(日) 曇り時々晴れ
大菩薩峠介山荘7:10-石丸峠7:50/8:00-玉蝶山9:00-榧ノ尾山9:35/9:45-
牛の寝10:30-大ダワ分岐11:10/12:15(大休止)-モロクボ平13:15/13:25-
小菅の湯14:30~14:50/15:12=奥多摩駅16:12/16:29=柏駅19:00
参加者人数多数の為、初日だけ計画をA組とB組の2コースに変更した。
A組6名は裂石から丸川峠を経由し大菩薩嶺そして雷岩を通り介山荘に至るコースだった。
左:裂石登山口から丸川峠までは急登が続く
右:丸川峠は芝生を敷いたような広場
左:丸川峠から大菩薩嶺を目指す
ここからは比較的なだらかな登山道
右:大菩薩嶺
B組のスタート上日川峠は天気も良いせいか、たくさんの登山者で賑わっていた。
福ちゃん荘までのなだらかな道をゆっくりと進み、大石小石の急な唐松尾根の鞍部で
富士山を眺めながら2回休憩して、13時雷岩に着いた。空身で大菩薩嶺をピストンし
雷岩に戻ってゆっくりと昼食タイム。富士山が雲の上に雪に抱かれた頭を見せていた。
あとはなだらかで広い草原を賽の河原、避難小屋へ下り、親不知の頭を登り返すと
左眼下に介山荘の小さな建物が見えてきた。
左:B組のメンバー
大菩薩嶺にて
右:雷岩を経て介山荘へと向かう
14時45分着。天気も良いので小屋横に立っている大菩薩峠と書いてある大きな標識の後ろの
方位盤の下に座って休んでいたら、な、なんとA組のYさんOさんが走って降りてきたのには
びっくりした。
15名6部屋に分かれて15時半頃かららんたん貸切の食堂で懇親会が始まった。
途中部屋の窓から5時前に南アルプスの雲間に沈む夕日を見て、5時半から夕食が
始まり、7時半過ぎまで楽しい団らんが続いた。21時消灯。
左:夕食前の団欒
右:夕食 カレーライスと豪華なサラダ
翌朝5時起床、小屋の外で6時の日の出を仰ぎ順次朝食、7時10分全員一緒に出発。
熊沢山の急な針葉樹林の中を登り返す。山頂からは明るい熊笹の草原を下って行った。
右前方には雪を抱いた富士山が、さらにその右後方に南アルプスが連なっていた。
左:介山荘より熊沢山への登り返し
右:南アルプスの眺望
石丸峠付近からの富士山
熊沢山から石丸峠への気持ちの良い草原下り
大きく展望が開け風の吹き抜ける明るい石丸峠に出た。峠からわずかに歩いた所で
右に小金沢蓮嶺の道と別れ、牛の寝通りに入った。
片側が切れた道幅の狭い下りが1時間以上続き、気が抜けない。榧ノ尾山手前で
傾斜が緩み展望が開け尾根が広がった。ブナ、ミズナラ、カエデ、モミジ、カラマツ等の
紅葉を楽しみながら11時10分大ダワ着。途中到着時間にばらつきが出て、後からの
メンバーを待ちながらゆっくりと昼食を摂った。
紅葉の盛りは過ぎたようだが
静かななだらかな登山道を
気持ちよく歩を進めて行く
11時45分TさんNさんが小菅の湯13時38分発のバスに乗車する為、一足先に出発。
残りの13名は15時12分発の予定でゆっくりする。近くの大マテイ山に5人がピストンした。
大マテイでパチリ
12時15分全員で出発。
下山中又2組に分かれてしまったが、なんとか14時50分、全員小菅の湯に到着。
小菅の湯
8年前、同時期、同コースでらんたんの会山行に参加した時、あまりに見事な紅葉に
感激して、いつかみんなと、も一度行きたいとずっと思っていました。残念ながら今年の
大菩薩の紅葉はイマイチで時期も少し遅かった様でした。それでも2日目は石丸峠から
小菅の湯までずっと紅葉が続き、登山者も少なく静かな山旅を楽しむ事が出来ました。
天気にも恵まれ、寒さの心配など拍子抜けした程でした。
オーナーの心意気でしょうか、宿は使い勝手が良く、布団も毛布も清潔で温かく、
建物中石油ストーブで暖房されて、夜中も全く寒くなく、夕、朝食とも美味しく
頂きました。出発直前に「やまなしグリーンゾーン旅割」が8名だけ割り当てられ、
15人で等分して宿代が8500円から6700円になり、地域クーポン券1000円×8枚の
8000円は宿での飲食代に使いました。コロナ自粛であまり出歩いていないので、
たまには旅割の恩恵に与っても良いですよね。
参加人数が多く、それぞれ全員が満足する山行とならなかったかもしれませんが、
皆さんの協力のおかげで計画通り無事に山行を終える事が出来、ほっとしました。
まことにありがとうございました。
記:EN 写真:TS、RF