皇海山、庚申山、鋸山

2022年7月29日~30日にかけて、皇海山山行を実施しました。1日目は、庚申山荘までの移動ということで、遅めのスタートでした。銀山平の駐車場には、他2台くらいしか止まっていませんでした。銀山平を出発して、一の鳥居までは、林道歩き(約4km)でした。途中1か所がけ崩れの場所がありましたが、歩きやすかったです。一の鳥居からは、山道になりました。庚申山荘には、水はあるが沢の水ということだったので、水を全部で4.1Lもって、ビールを入れたら、19kgぐらいの荷物だったので、後半結構山道が応えました。何とか天気も持ちこたえてくれて、雨に降られないで、庚申山荘に到着できました。庚申山荘には、管理人はいなく、宿泊者は、私達だけでした。庚申山荘の中は広く、40名ほど泊まれるとのことでしたが、布団のシーツとかはなかったので、インナーシーツは持参した方が良いです。電気もないので、らんたんの明かりをともして、夜23:00くらいまでかたらいの時間となりました。外は、大雨だったので、翌日は、皇海山登山をあきらめて、庚申山に登頂して、帰るくらいのつもりで、朝もゆっくりにしましょうということで寝ました。2日目は、朝5:00くらいに起床したところ、外は快晴でした。朝食をすませ、荷物を準備して、6時過ぎに庚申山荘を出発しました。庚申山荘から庚申山までの道筋は、ハシゴや鎖場もあり、岩の下をくぐっていくようなところもあり、なかなか冒険チックな道のりでした。庚申山から薬師岳や白山までは、アップダウンはありましたが、比較的歩きやすかったです。難所はこの先にありまして、白山から鋸山に行く間に、すごい鎖場がありました。長さは、30m~50mくらいありました。それを下って、鋸山の方にいくと登りの鎖場が2か所、距離も15mほどの長い鎖場でした。無事難所を通過することができ、鋸山山頂に登頂できました。鋸山山頂からは、鎖場ではないですが、ロープの箇所が3か所ほどありました。下るのにちょっと困るような箇所も何か所かありましたが、無事降りることができました。不動沢のコル(群馬県側登山口からの道との分岐地点)に到着した時は、10:50でした。これから皇海山に登れば、往復で2時間かかり、庚申山荘にデポしている荷物を回収して、明るいうちに一の鳥居まで降りて、銀山平まで帰らなければならないことを考えると、ギリギリの時間でした。3人で話し合った結果、皇海山登頂はあきらめ、ここで引き返すこととしました。これは良い判断だったと思います。鋸山に登りかえし、帰路は六林班峠経由で帰りました。鋸山から六林班峠までは笹薮地獄でした。六林班峠からは、笹は比較的低いものでしたが、滑りやすかったので、注意が必要でした。六林班峠から庚申山荘までの道のりが長かったです(約3時間)。沢が5~10か所くらいあり、沢を越えて、回ってという同じような風景が続きました。水量が多い沢もありましたので、飲み水を調達しました。この途中で、30分から1時間程、雷雨に見舞われました。やっとの思いで、庚申山荘に到着できました。荷物を整えて17時過ぎに庚申山荘を出発して、明るいうちに一の鳥居まで戻ることができました。それからは、林道歩きの4kmでしたが、ヘッドライトを使って、銀山平まで戻ることができました。 皆さん、怪我無く、無事に下山することができ、思い出に残る山行となりました。私にとって、これまでの人生の中で、一番の距離を歩いた山行になりました。(2日間で26.5km)

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