日本国・摩耶山 新緑の東北を歩く
記録 2024年6月1日(土)~2日(日) 合計9名(女性7名、男性2名)車山行 10人乗レンタカー1台、会山行
行程
6月1日(土)晴
柏駅5:30=柏IC5:45=(関越自動車道)=上里SA7:10/7:25=越後川口SA9:00/9:15=(日本海東北自動車道)=朝日まほろばIC10:50=(国道7号、345号、52号)=日本国小俣登山口11:40/12:15-松ヶ峰12:45-蛇逃峠13:23-日本国山頂13:45/14:00-蛇逃峠14:15-蔵王堂14:55/15:00-小俣登山口15:15/15:30=あつみ温泉ホテル温海荘16:10(泊)
6月2日(日)曇後雨
あつみ温泉ホテル温海荘7:20=越沢登山口7:55/8:05-弁財天滝との分岐8:30/8:35(追分組7名と滝組2名に別れる)《追分コース》-追分(関川コースとの分岐)9:40/9:50-避難小屋10:00-7合目10:15-六体地蔵10:30-摩耶山山頂10:45/11:05(滝組と同時合流)-六体地蔵11:15-避難小屋11:40/11:45-追分分岐12:00-弁財天滝との分岐12:40/12:50-小俣登山口13:20/13:30=鶴岡西IC14:20=(山形自動車道)=寒河江SA15:25/16:00=(常磐自動車道)=柏GS20:00=柏駅前20:40解散
1日目
6月1日、早朝雨が降ったようで家を出た時は道路が濡れていて曇り空だったが、高速に入ってから晴れ間が見え上里SAでは初夏の陽ざしに変わっていた。計画では常磐、山形道を経由してあつみ温泉ICに出る予定だったが、運転をして下さるFさんの判断で関越、日本海東北自動車道に変更した(高速道路の所要時間、走行距離、料金ともに少ないとの事)。お陰で小俣登山口に1時間半も早く到着、ゆっくり昼食を摂って出発した。古い木の鳥居をくぐり、急な階段を登り緩いジグザグ道を行き30分程でベンチのある松ヶ峰の広場を過ぎ、ブナ林の尾根道が続く。沖見休憩所に着くと展望が開け左に日本海に浮かぶ粟島が見えた。もう初夏の日射しだが、海からの風は涼しく心地良い。30分程で東屋のある蛇逃峠に出た。展望が開け朝日連峰が見えた。峠の名前のせいかその先の鷹待場の手前で中位の蛇が草むらに入って行った。ほどなく山頂の丸い丘に着いた。休憩小屋と展望台があった。低い展望台からは周りの木立ちに邪魔され余り展望が良くなかった。ひとりで弁当を食べていた若者に写真を撮ってもらい、14時下山。帰りは蛇逃峠まで戻り周回コースの蔵王堂登山口へと下った。少し急な草木の生い茂った展望のない細い道を1時間で蔵王堂に着いた。何の変哲もない小さな古びたお堂だが、立て札を読むとこの地方のそれなりの歴史が垣間見えた。蔵王堂登山口からは小俣の集落を東から西へ道なりに歩いた。ほとんどが空き家になっていたが、玄関の上にそれぞれの屋号が付けてあり建物も昔の風情が感じられた。15時半今夜の宿あつみ温泉目指して出発した。16時10分温海荘着。予定より2時間早く着いたので入浴前にすぐ近くのバラ園を見学した。丁度、今日からフェスティバルが始まったとかでなかなか見事なバラ園だった。入浴後、18時半夕食、たくさんの山のエピソードで盛り上がり、20時半解散。
2日目
6月2日、天気予報は11時頃から雨との事で6時半朝食、7時20分宿発、国道345号を南下し中田橋手前を左折、小国川の渓谷沿いの林道を入る。対向車との交差ができない細く狭い道に全員身を乗り出し運転を見守る。越沢登山口は私たちの車だけだった。8時5分出発。緩い杉林を行く途中、ミズの山菜やらたくさん生えていた。沢沿い越しに鉄はしごの上に乗せられた板橋を渡る(増水したら板が流されてしまうかもと思いながら)。8時35分NさんFさんは右の弁財天滝へ、他7名は左の追分コースへと別れた。追分コースは進むにつれヒメシャガ、白いイワカガミ、チゴユリの群生が現れ、その可憐な姿にしばし元気ずけられた。追分で右からの関川コースと出会い、ブナの美しい道を進む。避難小屋を通りちょっと急な鼻くくり坂の岩場を過ぎると、六体地蔵たちに出会った。周りの木々が低くなり尾根に出た。頂上手前の右側が切れた灌木の中にヒメサユリの花が3つだけ咲いていた。蕾もあった。感激だ!10時45分山頂着。ちょうど山頂先左前方から2時間前に別れた滝組の2人もやって来た。同時合流。良かった!広い山頂は360度の大展望だが雲が出ていたので、月山、鳥海山等よく分からなかった。小さな虫がたくさん飛んでたので、立ったまま食事を摂り20分後に下山開始。朝は登り始めて1時間程で雨がポツポツきてしばらくしてから雨具の上を着けたりしたが、樹林帯なので全く支障なかったが、帰りは道に覆われた落ち葉が濡れて滑って大変だった。最後まで気が抜けず、ゆっくり慎重に下った。山中誰とも会わず、13時20分登山口には私たちの車しかなかった。天気も悪かったし、先週の日曜日が山開きだったので、今日登ったのは私達だけだったようだ。13時30分柏に向け出発。帰りは山形自動車道、常磐道経由で鶴岡西ICから入り寒河江SAで大休止、その後ノンストップで20時柏GS、2時間早く着いたので翌朝返却予定だった駅前レンタカー店にて20時40分解散。
今回の計画は車山行でないと日程的にスムーズに山行が成り立ちませんでしたが車の台数の都合がつかず考えあぐねていた所、Fさんがレンタカーを手配してくれ、事なきを得ました。泊り山行で気にかかる天気予報もメインの2日目が曇後雨で迷いましたが、せっかくだから行ってみようと(いつものらんたんのパターンです)決めました。幸運にも2日目の雨が大した事なく予定通りに計画を終える事ができました。宿泊した温海荘は江戸時代庄内藩の本陣として使われ、当時の屋号は五郎八で、予約時にも「雨天時のキャンセルは前日のお昼頃までに連絡してくれれば良いですよ」と良心的でした。建物は古いですが、風呂は水で薄めなければ入れない程の熱いかけ流しの温泉でした。最後に2日間長距離を運転して下さったFさん、本当にありがとうございました。参加者の皆さん、車中、山中、楽しい山旅を過ごす事ができ、ありがとうございました。 記事 NE 写真 FR